アーティストインタビューシリーズを続けます。次は、最新の漫画「ある女の絶望」を含めて、Waypointsの漫画を5つ描いてくれた漫画家あずみ椋さんのインタビューです。今日はパート1として、あずみさんはバックグランドについて話してくれます。

まず初めに、少し自己紹介をお願いいたします。

東京は新宿で生まれ育ちました。現在はプロとしてマンガを描きながら、専門学校で非常勤のマンガ・イラスト講師をしています。趣味は旅行、と言いたいところですが、最近はコロナと体調と節約のためにあまり行かれなくなりました。女ひとり旅でノルウェーの北極圏やアイスランドまで行ったことがあるのがちょっと自慢です。どうしても引き籠りがちな昨今は、韓流ドラマにハマっています。

初めて漫画やイラストに興味をもつようになったのはいつですか?

インドアな子供だったので物心ついた時からお絵かきばかりしていました。幼児期のディズニー絵本から手塚治虫さんに進み、やがて少女マンガ雑誌を買うようになって、と順当にオタク街道まっしぐらでした。(当時はオタクという言葉はありませんでしたが)

プロのアーティストへの道をどのように辿り始めましたか?

高校時代から友人とマンガ研究会を立ち上げて同人誌を作っていました。同時に出版社へ投稿したり持ち込みをしたり。まったく芽が出ませんでしたが。

高校卒業後はデザイン専門学校のアニメーション科に2年間通いました。マンガ科というのは当時はなかったんですね。そこで基礎の人体デッサンやクロッキー、色彩学などを学べたのは良かったと思います。

そのころ「作画グループ」という当時会員数が日本最大級の老舗マンガ研究会に入り、先輩方の刺激を受け、若気の至りで生意気なことを散々やらかし、マンガもどんどん描き散らかし、そのご縁でデビューというか雑誌掲載されるようになりました。

パート2もお楽しみに