今月から、読者の皆さんがWaypointsの制作チームについてもう少し良く知ってもらえる機会を提供したいと思います。まず最初はユーミン・パークさんについてです!

ユーミン・パークさんは、韓国人アーティストで、これまでWaypointsでは「二人の王」「誰が私の隣人?」という二つのストーリーのイラストを担当してきました。ユーミンさんの漫画を読んだ方は、才能のある高い技術を持ったクリーエーターだということに皆さん、同意してくれると思います。ところで、ユーミンさんはどうやって活動を始めるようになり、そしてアーティストとしての経歴ここまで重ねてきたのでしょうか?Waypointsのプロジェクトリーダーであるロビン がユーミンさんのバックグラウンドやアーティストとしての経験について最近インタビューしました!

まず最初に、簡単にユーミンさんの自己紹介をお願いできますか?

ユーミン:私は韓国生まれですが、青年期は10年ほど、南アフリカで宣教師の娘として過ごしました。大学では情報デザインを学びました。半現実的な漫画や日本の漫画の雰囲気のイラストにとても興味があります。イラストで色や遠近感を探究することにも興味があります。また、古くて価値のあるもの、ビクトリア朝時代や中世を舞台にしたファンタジースタイルやその背景にも興味があります。ここ3年間ほどフリーランスとして英語の家庭教師をしてきましたが、素晴らしい子供の生徒達に恵まれてきました。

漫画やイラストに興味を持ち始めたのはいつですか?

ユーミン:私が小さい時から両親は私が描くことを応援してくれてきまし。多分、私が壁や家具に絵を描いて以来ですね。中学1年生の時に、少女雑誌に掲載されている韓国の漫画に出逢ったり、輸入された日本のコミックに出逢った時、漫画家になることを夢見始めました。そして、韓国での中学生時代には、同じように漫画家になりたいと夢見ている親友に、自分の漫画やイラストへの思いを話していました。ちなみにその親友はゲーム業界で自分の夢を実現するために今、日本に住んでいるんですよ。

彼女と仲良くなったのは、日本の漫画が大好きだということがきっかけでした。ですが、マーベルコミックとDCコミックスに出逢った時に、私の絵のスタイルは変わり始めました。多様な人種をリアルに表現するスタイルに夢中になったんです。面白いことに、それは私の心が民族意識や多様性を受け入れるために、神様が準備したことだったのです。というのも、中学卒業後に私の家族は宣教師として南アフリカに送られたからです。感謝なことに、南アフリカででも、西洋の漫画と日本の漫画の両方に興味をもっている友達ができました。韓国の友人とも南アフリカの友人とも今でも繋がっていて、関心を持っていることやお互いの作品について話し合うんですよ。

キャラクターデザインやイラスト、またグラフィックデザインを探究しながらその多様性を研究する中で、漫画家になるという私の夢は、少しずつ変えられていきました。デザイン要素と理論を自分で描いたイスラトと組み合わせて自分の作品を創っていく、そして最終的に私自身の「ユーミンスタイル」を創り上げていくのが好きです。

プロのアーティストへの道をあなたはどのように辿り始めましたか?

ユーミン:大学2年生の時に、イラストレーションの講師がフリーのアーティストとして働いていくことを私に提案してくれました。客員講師から何度か仕事の依頼を受けたことに始まり、フリーのアーティストとしての私のキャリアは、国際的なクライアントからの仕事やアメリカの漫画のイラストの仕事を受けるまでになりました。

あなたが一番好きなアーティストや影響を一番受けた人やものについて教えてください。

ユーミン:特別に好きなアーティストがいるわけではありません。研究中に見つける様々なタイプの作品に夢中になります。でも、ビジュアル的にもモチベーション的にも最も影響を受けた日本の漫画に触れないわけにはいきません。半現実的で繊細なストロークのイラストを描く井上雄彦(『SLAM DUNK』や『バガボンド)。意味深いナレーションやメッセージ性のある浦沢直樹(『20世紀少年』など)。それから、韓国の武道漫画シリーズ(韓国でしか読まれてないのが残念です)。

他にどんなものがあなたの作品に刺激やアイデアを与えていますか?

ユーミン:南アフリカで経験してきた民族意識や多様性が挙げられます。それから、中世やビクトリア王朝時代に背景を持つものへの関心。そして、良い雰囲気やビートのある音楽ですね。でも、神様との関係、神様とのつながりが私のインスピレーションにとって一番大きなものです。私がイエス・キリストを自分の救い主として信じて以来、天国にあるものの本質を捉えたいと願う「小さな炎(そう自分で感じています)」が私の中にいつもあるのです。神様が私に示してくれるもの、教えてくれるものを描くために、ひらめきが得られるようにベストを尽くしています。

ユーミンさん、ありがとうございました!

皆さん、読んでくれてありがとうございます!まだ読んでいない方、是非、「二人の王」「誰が私の隣人?」読んでみてくださいね!そして、こちらでユーミンさんの作品をさらに閲覧できます。

waypoints011 1