ナザレのイエスは、約2000年前に生きたユダヤ人男性で、3年に渡る旅と教えと人々をへの癒しを通して、沢山の弟子を持つようになった人です。ですが、イエスの時代の指導者の中には、イエスを脅威だと見なす人もいて、彼を殺してしまいました。

でも、聖書は、ローマ帝国によって殺された2日後に、イエスが死から蘇った、と教えてくれます。イエスは多くの人と関わりを持ちました。そして、天国に向かって地上を去る時には、復活の体を携えていました。

この話はどれも信じるのが難しい、という人がこれを読んでいる人の中にもいるでしょう。ですが、何世紀にも渡って、クリスチャンはイエスの復活を信じ続けてきました。そして、事実、イエスの復活はクリスチャン信仰の基盤です。そして、もう少し深く掘り下げてみるなら、あなたもイエスの復活は考慮するに十分な証拠があるということに気がつくかもしれません。

イエスの復活を信じる根拠

① 福音書にある一貫性

聖書には、イエスの人生について教えてくれる「福音書」と呼ばれる四つの書物が含まれていて、この4つは別々の人によって書かれました。その四つの福音書全てに、イエスの死と復活が書かれています。4つの福音書には細かい部分で違いがあります。でも、その違いは重要なものでははなくて、むしろ、違いがあるので互いに内容をコピーし合ったわけではない、と分かります。そして、共通点が十分あるので、福音書は実際に目撃した人の証言に基づいた内容である可能性が高いと言えます。

② 女性の証人

福音書が書かれた1世紀の文化では、女性には男性と平等な権利が与えられていませんでした。女性は信頼に値する証人とは考えられませんでした。でも、福音書には、イエスのお墓が空っぽだということを最初に発見したのは女性だと書いてあります。女性たちがイエスの男の弟子たちよりも先に、蘇ったイエスに出会いました。もし、1世紀の作家が、嘘をついて人々を説得しようとするなら、イエスの証人として女性を使うことは考えにくいのです。これは、四つの福音書が、本当に起こったことを私たちに教えているのだ、という可能性を高めます。 

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③ 最初の世代のキリスト教徒たちが死ぬことを厭わなかった

最初の世代のクリスチャン達が、イエスの復活について嘘をついて得られるものは何もありませんでした。キリスト教が始まった1世紀には、クリスチャンは残酷な迫害を経験しました。イエスの弟子やクリスチャンの多くは、信仰を持っていたために死にました。嘘だと知っていることのために、喜んで死のうだなんて、普通は考えません。ですから、最初の世代のこのクリスチャン達がもしも、復活したイエスを実際に見たことがないなら、信仰のために死んだとは信じ難いことです。

④ キリスト教の急速な成長と影響

ある意味では、イエスの話は、それほど珍しいものではありません。たくさんの弟子がいたにも関わらず、結局はローマ帝国に殺されたユダヤ人は、イエス以外にもいました。でも、殺された後に生きているのを確認された人はいません。しかし、イエスが死んだ後には、キリスト教は急速に広まり、世界に莫大な影響を与えました。その成長と影響力は、イエスの教えだけではなくて、イエスが蘇って生きているという信仰に基づいていました。

古代世界の多くの文化において、人権と平等は異質な概念でした。女性や子供は男性と平等だとは見なされませんでした。階級制度は貧しい人たちを、貧しいままにしました。教育と医療は保証されませんでした。でも初めから、初期のクリスチャン達はより良い道を示しました。歴史全体を通して、クリスチャンが先導して学校や病院を設立し、抑圧と戦い、助けの必要な人を世話してきた数えきれない事例があるのです。これらの全ては、イエスの教えと模範への応答でした。イエスはこの世界に多大な変化をもたらしてきたのです。もし、イエスが本当に死から蘇らなかったのならば、これほど急速に拡大し、世界を変えるような運動をクリスチャンが先導して来れたでしょうか?

あなたはどう思いますか?

もしあなたがイエスのことを疑っているなら、このブログを読んでちょっと立ち止まって考え、もっと学んでみようかと思ってくれることを願っています。もし質問があるなら、聖書を自分で読んでみたいと思っているなら、もしくは、近くの教会を紹介して欲しいと思うなら、気軽に連絡をください。あなたにプレッシャーを感じてほしくはありません。ただ、あなたが人生について探している答えを見つけるのを手伝いたいのです。そして…

イエスがその答えだと私たちは信じています。

イエスの復活(つまりイースター)についてもっと知りたいなら、この漫画このブログを是非読んでください。

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